障害年金について

2014年 7月 15日

受給開始から1年6か月で健康保険の傷病手当金は支給されなくなります。収入がなくなる場合、今後は障害年金が受けられます。

うつ病の障害年金の申請で大変なのは、初診からの病状を書かなければならないことです。初めての事なので何を書いたら良いか分からないと思います。こんな時も周りに頼ることです。たとえば、病院のソーシャルワーカーなど障害年金の申請について詳しい人に書き方を教えてもらったり、アドバイスをもらうなどするといいと思います。そうするとどう書いていけば良いかイメージがわいてきます。

また、うつ病での初診日がいつかを特定する必要があります。まれに、初診の病院にカルテがなかったり(カルテの保存は5年というルールがあります。)、病院自体がなくなっていて問い合わせができない場合があります。そのような場合ももうだめだとあきらめないでください。私が経験した事例では、初診の病院がなくなってしまったけれども、その病院が書いた紹介状が次にかかった病院に残っていて、そこに初診日が書かれていて証明できたということがありました。

前回にも申し上げましたが、ご家族の方に気を付けていただきたいのは、障害年金の申請も必ずご本人の同意を得るという事です。ご家族がよかれと思ってご本人の承諾を得ず障害年金を申請した際に、患者さんが「家族に障害者にさせられた」と言い出すトラブルがありました。実際、取り下げることもできますし、国や自治体で認められた制度を利用しているだけなのですが、ご本人の気持ちはしばらく変わりませんでした。やはり本人の意向を最優先にすることをお勧めします。

障害年金は生活基盤を整えることで安心できるなら今だけと思って使うのも一つの手です。障害者福祉手帳や生活保護も同じだと思います。

 

松下賢二(精神保健福祉士)

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